
北海道だからって、いつも魚ばかり食べているわけではなく、もちろん、肉料理も大好きで、よく食べてます。
とはいえ、牛肉のステーキとなると、庶民はそうそう食べる機会はないですが、ちょっと前にイベント的なものが我が家であって、久しぶりにステーキ肉を買ってきましたよ!

ステーキを焼くにあたっては、昔、肉屋さんから、ステーキを焼く時は、肉を焼く前に冷蔵庫から出して、常温に戻しておくこと、と教わったので、それはいつもやってるんですよね。
これは、冷蔵庫から出してすぐに焼くと、表面が焼けたと思っても、中が冷たいままになりがちだからですね。
あとはスジ切りもいつもしてます。

で、ここから普段とはちょっと違って、以前、テレビで放送されていたのを思い出しつつ(というか、ググったりして)、焼いてみました。
参考にしたのは、「世界一受けたい授業」の2015年3月7日放送「世界的に有名な精肉士が伝授! 簡単に肉の美味しさを引き出す方法」(→授業復習 | 世界一受けたい授業)と、2015年4月28日放送の「林修の今でしょ講座 科学×料理」のステーキの焼き方(→バックナンバー|林修の今でしょ!講座|テレビ朝日)です。
(その2つの番組内容を適当にアレンジしました)
まず、いつもと違うのが、塩をふるタイミングです。
それまでは、焼く寸前に塩・コショウをふっていたのですが、上記の「世界一受けたい授業」では、肉に焼き色が付いてから鉄板の上で塩とコショウを振るとのことです。
これは、焼く前に塩を振ると、肉汁が出てしまうからだそうですよ。

そして、最大のポイントは、肉を焼いた後に休ませるというもの。
これも、肉汁を落ち着かせて、閉じ込めるためですね。
つまり、肉を強火で焼き色がつく程度まで焼いた後に塩・コショウをふって、アルミホイルで包み5〜6分(もっとかな)肉を寝かせます。

そして、切り分けたのがこちら。

中がいい感じに火が通っていて、肉汁はこぼれることなく閉じ込められて、柔らかくて美味しかったですよ〜
実は、この前にもうひとつ焼いたのですが、そちらは、強火で焼く時のそもそもの焼き加減が甘かったようで、切った時に、中心部がちょっと生っぽかったので、表面にしっかり焼き色がつくくらいに(焦げている感じに)焼いた方がよさそうです。
ちなみに、ステーキソースも番組中に紹介していて、赤ワインとみりんを混ぜて火にかけ、とろみが出たら塩を加え、無塩バターを入れるというものでした。
この時のポイントが、溶けていない部分のバターはいじらず、自然に溶けてきたバターとソースを、懸命に混ぜて乳化させるということでした(泡立て器が便利なようです)。
ということで、この焼き方は、肉を焼いた後に休ませるということは、肉の温度が下がっているので、ジュ〜ッという焼き音とともに食べるステーキではないですが、何だか本格的なステーキになりましたよ。

まあ、テレビ番組では、もっと色々とやっていたかもしれませんが、家庭料理に範囲で、以上の焼き方で美味しいステーキがいただけました。
ごちそうさまでした。


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