で、カジカ三昧ということで、今回は「カジカの子の醤油漬け」です。

実は12月の〈新ねっとわーく小樽〉のコラム後半には、カジカの子の醤油漬けについても書いているので、改めて紹介ですね。
カジカの子って、つまりカジカの卵ですが、カジカの旬の寒い時期になると、お店にカジカの子も並ぶんですよね。

自家製イクラを作られる家庭は多いと思いますが、このカジカの子も同じように醤油漬けにすると、これが美味しいんです。
この時期お店に並ぶのはマカジカとよばれているもので(正式名はトゲカジカ)、鍋や肝和えが絶品なんですが、今回の卵もそのマカジカの卵で、大きさはトビッコくらいで粒は小さいです(参考:トゲカジカ[棘鰍])。

ちなみに、もうちょっと時期の早い秋の頃には、トウベツカジカ(ケムシカジカ)と呼ばれるカジカが出回るのですが、そちらの卵は大粒で(イクラよりは小さい)、なかなか美味です(参考:ケムシカジカ[毛虫鰍])。
※こちらの記事では、トウベツカジカの卵についても書いてます。
→自家製カジカの子の醤油漬け
作り方は基本的に、イクラと同様です。
ざっくりとですが、イクラの作り方はこちらでどうぞ。
→北海道の秋の味覚!今年も「イクラの醤油漬け」を作りました
はじめに塩を入れたぬるま湯の中で、周りの薄皮をとるのですが、これがあまり綺麗にはとれないので、いつも適当です(汗)

一般家庭では、それぞれの家庭なりの醤油ダレを作るのでしょうが、我が家は毎度ながら、イクラもカジカの卵もシンプルに醤油のみで漬けてます。
醤油に漬けて、冷蔵庫で数時間。途中、一度、よくかきまぜてます。

で、イクラの時には入れないのですが、カジカの子の場合は、漬けている途中の適当な時に、一味唐辛子をさっと入れているんです。これがピリッと美味しさが増すんですよね。
出来上がったカジカの子の醤油漬けは、ザルにとって余分な醤油を切って、入れ物に入れて冷蔵庫に保管しますが、保存はきかないので、数日で食べきってしまいます。

で、このカジカの子の醤油漬けをご飯に乗せて食べると、カジカ独特の風味がちょっとしてきて、これが美味しいんです。

たまりませんね。
そうそう、カジカの子は結構値段も安いので、手が出しやすいんです。
そして、やっぱり、魚卵は美味しいんです!

ごちそうさまでした。
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