あんこう鍋といったら、よく知られた冬の代表的な鍋料理ですが、あまり身近なイメージはなくて(茨城県が有名なのかな)、実際、家であんこう鍋をしたことはありませんでした。
ただ、実はあんこうは小樽周辺でも獲れるんですよね。
※時期的には、冬のあんこうはもう終わりのようですね(参考:キアンコウ[黄鮟鱇] | 水産林務部水産局水産経営課)。
確かに、時々市場にあんこうが並んでいるのを目にしていて、気にはなっていたのですが、どうやって調理するのかも知らなかったので、ついつい敬遠していたんです。
ただ、ある日、北海道のローカルテレビ番組であんこう鍋を放送していて、これがなんとも美味しそうだったんですよね。
ということで、ちょっと前の3月上旬のことなんですが、思い切って市場であんこうを買ってきました。
市場では丸ごと一匹売っていることもありますが、主に鍋用にとぶつ切りに処理しているものが並んでいます。
この日のは余市産でした。大きくはないですが、あん肝も入ってます。
あんこう鍋を作る
さて、あんこう鍋をするにあたり、何をどうすればいいのか全く分からなかったので、作り方をネットで色々と調べて、その中でこちらのAJINOMOTOのサイトを参考にしました。
・あんこう鍋のレシピ・作り方 | あんこう 【AJINOMOTO PARK】
全然知らなかったのですが、あん肝ってスープにも使うんですね。
それでは、上記サイトを元に、ここでも作り方を書き留めておこうと思います。
スープの分量は上記サイトのほぼ半分で作りました。
水4カップ/ほんだし 大さじ1/醤油50cc/みりん 大さじ2/酒 大さじ1/味噌 大さじ2と1/4
準備した野菜などの材料は、白菜、ネギ、ニンジン、シイタケ、エノキ、水菜、豆腐といったところで、これらを普通の鍋の時のように切っておきます。
あんこうのぶつ切りは、水洗いしてから沸騰した湯で10秒ほど湯引きして、氷水につけてザルに上げて水気を切っておきます。
さて、ここから肝心のあん肝を使ったスープの準備です。
ここは、参考サイトのレシピ通りに作りました。
あん肝をさっと洗い、蒸し器で10〜25分蒸します。
今回は分量がよく分からなかったので適当なんですが、蒸したあん肝の3分の1ほどを鍋スープ用にと5mm幅に切って、熱した土鍋に入れて、弱火でから炒りしていきます。
焦げ付かないかとおっかなびっくりだったのですが、徐々にそぼろ状になってきて、脂も少し染み出ていい感じに香りが出てきました。
そこに、味噌を少しずつ加えて、さらに炒っていきます。
そして、水を少しずつかき混ぜながら加えて、ほんだし、醤油、みりん、酒を加えればスープの完成です。
そこそこ手間がかかりましたが、なんだかいい味してます。
そこにぶつ切りのあんこうと他の材料を入れて強火にかけて、煮立ったら残りのあん肝を入れて、アクを取りながらさらに煮込みます。
材料に火が通ったら、最後に今回は水菜を入れてさっと火が通れば、あんこう鍋の完成です。
いや、これは手間をかけただけのスープの味わいですね。コクがあって実に旨い!
あんこうの身も美味しくて、皮の部分はプルンプルンです。
最後は雑炊にして、スープも全部いただきました。
いや〜、家でもこんな気軽にあんこう鍋が食べられるなんて、なんで今まで作らなかったんだろう。
残念ながら、あんこうの旬は冬ということで、旬の季節は終わりのようですが、あんこう鍋は今後、我が家の鍋のレパートリーにしたいと思います。
あんこう鍋、ごちそうさまでした。
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