今号のコラム「ローカルブロガー小梅太郎のおいしい小樽」の掲載料理はこちら。
「ニシン(鰊)の南蛮漬け」
春告魚とも呼ばれる旬のニシンですが、その食べ方というと塩焼きがまず思い浮かぶものの、その他というと、そんなにレパートリーがないんですよね。
そこで今回は、よくある南蛮漬けを、そのニシンで作ってみたというわけです。
ちなみに、昨年はマリネを掲載したんですよね。
・小樽産ニシンで「ニシンのマリネ」〜〈新ねっとわーく小樽〉掲載料理: 小樽で家庭料理
今年も市場やスーパーには小樽産のニシンが並んでますが、1月10日から始まった今年の小樽のニシン漁は、3月25日までの予定なので、小樽産の新鮮なニシンが手に入るのは今のうちです。
一時期は全く獲れなくなったニシンも、稚魚の放流などの関係者の努力もあって、最近は漁も賑わい、私たち小樽市民は新鮮な地物のニシンをいただくことができて、本当にありがたいですね。
それでは、いつものように、当ブログでも作り方を説明しますね。
ニシン(鰊)の南蛮漬けの作り方
今回、南蛮漬け用に用意した野菜は、タマネギ、ニンジン、ピーマンで、あらかじめ細切りにしておきます。
生ニシンは今回2匹買ってきて、ウロコをとって3枚におろし、腹骨を削ぎ取り、食べやすい大きさに切っておきます。
この時、腹骨は綺麗に取りますが、小さな中骨なんかは、酢に漬けることによって柔らかくなるので、気にしなくて大丈夫です。
(実は今回は腹骨がちょっと残ってしまいました)
漬けダレの準備ですが、我が家の南蛮漬けの漬けダレは、次の割合で作ってます。
出し汁(200ml)/酢(100ml)/醤油(大3)
砂糖(大3)/みりん(大2)/お好みで唐辛子 1〜2本
これらを合わせてひと煮立ちさせ、ここにあらかじめ用意した野菜を入れて、少し火を通してから火を止め、冷ましておきます。
次に、切ったニシンに塩・コショウをして、小麦粉をまんべんなくまぶして油で揚げ、揚がったら油をさっと切って、熱いうちに準備したタレに漬けます。
(野菜をたっぷり入れてるので、野菜で覆うようにしてます)
あとは、冷蔵庫に入れて置いておくだけで、すぐにも食べられますが、一晩漬ければ味もしっかり染みて、ニシン特有の小骨もほとんど気にならなくなります。
我が家では、冷蔵庫に入れる時に、上にサランラップを乗せて、上の具材まで漬けダレが回って、しっかり漬かるようにしています(更に容器のフタもしてます)。
で、出来上がりですね!
(彩りよく、上に唐辛子を添えてみました)
ニシンって結構脂がのっているのですが、そのニシンの旨味に酢のさっぱりした味付けがよく合って、骨も気にならないので、パクパク箸も進む美味しさなんですよね。
また、味の染みたタマネギなどの野菜も美味しいんです。
どうでしょう、もうすぐ今年の小樽のニシン漁は終わってしまいますが、いつもの南蛮漬けを小樽産の新鮮なニシンで作ってみてはいかがでしょうか。
ということで、今回は〈新ねっとわーく小樽〉掲載の「ニシン(鰊)の南蛮漬け」を美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。
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